べてるの家のお知らせ​

Infomation

競輪公益資金による補助金を活用して福祉車両を購入しました

この度、べてる就労サポートセンターミナでは福祉車両を購入しました。

購入に当たっては競輪・オートレースの売上金の一部で、社会的課題の解決に取り組む活動を支援する「公益財団法人JKA」が運営する「福祉車両の購入補助事業」を活用させていただきました。

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第31回べてるまつり in 浦河

テーマ「ようこそべてるへ〜地域の魅力、再発見〜」

会期:2023年10月14日(土)

会場:浦河町総合文化会館

〒057-0013 北海道浦河郡浦河町大通3丁目52−52

実行委員長:早坂潔

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ABOUT US

べてるの家とは

べてるの家は、1984年に設立された北海道浦河町にある精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点です。

べてるの家は、有限会社福祉 ショップべてる、社会福祉法人浦河べてるの家、NPO法人セルフサポートセンター浦河などの活動があり、総体として「べてる」と呼ばれています。

べてるの家の理念

Our Philosophy

それで順調!

べてるは、いつも問題だらけ。今日も、明日も、あさっても、もしかしたら、ずっと問題だらけかもしれない。組織の運営や商売につきものの、人間関係のあつれきも日常的に起きてくる。一日生きるだけでも、排泄物のように問題や苦労が発生する。
 

しかし、非常手段ともいうべき「病気」という逃げ場から抜け出して、「具体的な暮らしの悩み」として問題を現実化したほうがいい。それを仲間どうしで共有しあい、その問題を生きぬくことを選択したほうがじつは生きやすい。べてるが学んできたのはこのことである。

こうして私たちは、「誰もが、自分の悩みや苦労を担う主人公になる」という伝統を育んできた。だから、苦労があればあるほどみんなでこう言う。

「それで順調!」と。

「苦労」が多いから「商売」を

いままで、会社で、家庭で、教育の場で失敗に失敗を重ねて、病気になるまで自分を追いつめた経験をした人たちが、あらためて「商売」に挑戦する。いわば鉛の船を海に浮かべるに等しいプロジェクトが、過疎の町の片隅で始まった。

それは、「能率によって人を切り捨てない」ことと、「経済的な利益」を生み出すと言う相反するテーマへの挑戦でもあった。さらには、「努力の末に病気や障害を『克服』し『健常者』の社会に復帰する」と言う「物語」に切り捨てられてきた人たちが、無謀にも新しい価値観を持ってその現実の中に飛び込むことを意味した。

1983年にはじまった日高昆布の下請け、88年からの産地直送事業、そして93年の有限会社設立。べてるは「商売」にこだわってきた。「なぜ、商売なのか」とよく聞かれる。それは「苦労が多い」からである。「生きる苦労」という、きわめて人間的な、あたりまえの営みをとりもどすために、べてるはこの地で「商売」をはじめた。

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